姫と年下王子たち
「ごちそうさまっ!」


食器を流し台に置き、逃げるように自分の部屋へ戻った。


ったく…。

なんでおふくろが、あんなに楽しそうなんだよ。


デートに行くのは、俺だっつーの。



早起きして、時間に余裕がありすぎるため、改めて今日着て行く服を決め直した。


こっちの方がいいか…。

いや、やっぱりこっちか…。


と、鏡の前で服をとっかえひっかえ。
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