姫と年下王子たち
そして自ら手を伸ばし、ひなの頭に合わせて、ヘルメットのベルトを締めてやった。


「…ありがとっ」


はにかむひなの表情に、またキュンとする。


ひなを後ろに乗せ、強制的に俺に抱きつくように指示をした。


もし落ちちゃ困るし、抱きつかれていると、ひながいるんだなって俺自身も安心する。


「…こ、これでいいの?」

「お…、おう!」


ひなが、俺の腰に手をまわした。
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