姫と年下王子たち
自分で言っておいたくせに、いざ抱きつかれるとなると…すっげー恥ずかしかった。


「…い、行くぞ!」


照れる顔を隠すように、俺は黒のサングラスをかけた。



目的地に向かい、順調に単車を走らせる。


10月の朝の風は、少し肌寒く感じた。

でも太陽の光を浴びると、ぽかぽかしていて気持ちがいい。


ツーリングには、いい季節だ。


途中コンビニに寄り、ひなに飲み物を買ってやる。
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