姫と年下王子たち
350ミリリットルの、ホットのはちみつレモンのペットボトルを手渡すと、それを大事そうに握った。


できることなら、そのはちみつレモンになりてぇー!!

…って思う俺は、変人だろうか?


そして、ひなの家を出てから1時間が過ぎた頃、ようやく目的地に到着した。



「…ここっ。…あたし、きてみたかったの!」


ひなはヘルメットを取るなり、その建物に駆け寄った。
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