姫と年下王子たち
「どうっ?」


ひなが、携帯を顔の前に出す。


そこには、ゆらゆらと揺れるストラップ。


「いいじゃんっ」


ひなのシンプルな白の携帯に、ピンクのビーズのストラップがよく似合っていた。


俺の趣味サイコー!

と、心の中で呟く。


そして俺は、徐ろにデニムのポケットからある物を取り出した。


それを、ひなの携帯といっしょに前に出した。


「…あっ」
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