姫と年下王子たち
でも、そんなことまでも真面目に考えるひなも好きだし、教師を目指すひなを応援したかった。


だから、もしここで俺が告ったとしても結果はわかってる。

それに、余計にひなを悩ませるだけだった。


だから『好きだ』という言葉は、あとに残しておく。


…ほんとは、言いたくてウズウズしてるけど。



俺たちはそのあと、夕日が水平線に沈んでいくのを静かに眺めていた。
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