姫と年下王子たち
普段から、秋月さんを惹きつける魅力がなかった…。

ただそれだけだ。


それにデートなら、付き合ってからいくらでもできる。

秋月さんが多忙だということを知ってて、わざわざ今デートをしようとは思わない。


これが、俺のやり方だから。



キーンコーンカーンコーン…


「はぁー!やっと終わった!」


授業終了のチャイムが鳴ると、俺の隣に座る絢斗がぐーんと腕を伸ばした。
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