姫と年下王子たち
やけに小さい人がいるなぁと思ったら、秋月さんだった。


「秋月さんも買い物?」


両手に、はち切れんばかりの大きくて重そうなスーパーの袋を握る秋月さん。


その姿を見て、どれだけ買ったんだと思わず言いたくなった。


「うん。お昼ごはんがなにもなくて、雨が降る前に買い出しするつもりが、運悪く雨が降ってきちゃって…」


あれ、学校は?と思ったが、そうかっ…。

今日は普通に土曜日だから、秋月さんは休みなのか。
< 3,775 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop