姫と年下王子たち
確かに翼のヤツ、そんなことを言ってた気が。


「合い鍵とかないの?」

「…合い鍵っ?…あるある!!」


秋月さんは、玄関のドア付近にある犬の置物を探り始めた。

どうやらそこが、合い鍵の隠し場所らしい。


「…なんでないの!?」


しかし、あるはずの場所に合い鍵がないんだと。


「あ…。そういえば最近…、合い鍵の場所を変えたってお母さん言ってたっけ…」
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