姫と年下王子たち
すると、そのとき…。



「ひなちゃんっ」


ふと…、あたしの名前が呼ばれた。


え…、どこから…?

それに、だれが…?


辺りを見回していると、もう一度…。


「ひなちゃんっ!」


2回聞いて、ようやくわかった。


…この懐かしい声は。


でも、そんなはずはない。

だって、日本にはいるはずがないんだから…。


きっと、あたしのそら耳ー…。
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