姫と年下王子たち
咲斗も下りてきたところで、朝ご飯。


メニューは、定番のトーストとハムエッグ。

それぞれのお皿に、ハムと目玉焼きが並ぶ。


しかし…。


「…ひな、これなに…?」


絢斗のお皿の上にあるのは、ハムと生卵。


「勝手にあたしの部屋に侵入して、話を盛った罰よっ」


あたしはそっぽを向いた。


「白飯ならまだしも、パンを生卵で食えるかよ!」

「知らない!勝手にすればっ」
< 395 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop