姫と年下王子たち
桔平くんは、これからはずっとあたしのそばにいてくれるから。



「桔平くん…!」

「待たせてごめんなっ、…ひなちゃん!」


あたしたちは、3年前のあのときのように、強く強く抱きしめ合った。


そして、キスをした。

ずっとしたかった…桔平くんとのキス。


自然と、涙が溢れた。



悲しいときも寂しいときも、今までは1人だった。
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