姫と年下王子たち
あとから咲斗に聞くと、あたしが思った通り、咲斗がトイレに行ったときにすり替わったらしい。


「だって兄ちゃん、ひなのこと大好きだもんっ!」


そのことは前から知ってる。

それは、“幼なじみ”としてってことでしょ?


でもあたしも、布団に入り込んだだけでちょっと意地悪しすぎたかな?


「絢斗!あたしも手伝うよ」


絢斗に任せてると、いつお皿を割るかわからないし、あたしもいっしょにすることにした。
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