姫と年下王子たち
「うん、寝てるよ」

「わかった。じゃあ、翼の部屋に行ってこいっ」

「はーい!」


咲斗が翼の部屋に入るのを確認すると、俺はひなの部屋に侵入した。


なるべく足音を立てずに、ひなのベッドに忍び寄る。


どうやらひなは、ぐっすり眠っているみたいだ。


それにしてもなんだかこの部屋、少し暑いな…。

上の服でも脱ぐかっ。


俺は、上に着ていたスウェットを適当に床に脱ぎ捨てる。
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