姫と年下王子たち
「おっはよ~!」


俺がリビングに入ると、真っ先に翼が駆け寄ってきた。


「おい、絢斗見たぞ!俺の部屋の隣で、コソコソしてんじゃねーよっ」


そういえばさっき、翼に見られたな。

俺は、全然構わねぇけど。


「バレちった!?翼には悪いけど、ひなをいただくわ」

「こんな姉でよければ、どーぞどーぞ」


と、冗談を言い合う。


「俺、先に顔洗ってこよーっと!」
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