姫と年下王子たち
「俺も!」



洗面所に着くと、翼が後ろから腕で俺の首を絞めてきた。


「で、実際どうなんだよっ?」

「どうって…?」

「まさか、夜中にねーちゃんの部屋に忍び込んで…。そのまま告っちゃったとか!?」


…そんな簡単に成り行きで告れたら、今まで苦労してねーよっ。


「それでオッケーもらって、シちゃったとか!?」


翼のヤツ…、なに妄想してんだよ。
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