姫と年下王子たち
だけど、微笑んでいるわけでもなかった。


…あたし、余計なことを話しちゃったな……。



「これ、下に持って行ってくるな」

「…あ、ありがと」


コウタは食べ終わった食器をお盆に乗せて、部屋を出て行った。


大学の話になると、決まっていつも気まずい空気になる。


当たり前だよね…。

コウタだって早く大学生活を楽しみたいのに、今は勉強しなきゃならない現実なんだから…。
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