姫と年下王子たち
「は~…」


あたしは、コウタの勉強机のイスに座る。


机に積まれた参考書の間に、紙切れが挟まっているのにふと気がついた。


なんだろうと思って引き抜くと、それは四つ折りになっていた。


何気なく、その紙を開く…。


目を通すと…、それは全国模試の結果だった。


一度は紙を閉じたけど、…どうしてもその中身が気になってしまった。


コウタの第一志望大学は…。
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