姫と年下王子たち
“一浪して未だにD判定って、笑えるだろ?”

“本当は俺のこと、バカにしてんじゃないの?どーせ心の中では、また落ちるとか思ってんだろっ?”


でもコウタの言葉を思い出して、また泣いてしまった。


「そんな泣いたら、今度はほんまに鼻水出るで~?」

「うぅ~…」

「ほんまにひなちゃん、俺より年上~?年下にしか見えへんわぁ~」


桔平くんは、あたしの頭を撫でる。
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