姫と年下王子たち
あたしが落ち着くまで、しばらく桔平くんはそばにいてくれた。


「そういえば、桔平くんはなんでここに?」

「ん?俺?友だちん家がこの辺やから、遊びにきてん!」

「友だち?」

「そう!俺の大事なオトモダチ♪」


ニッと笑う桔平くん。


ああ、そういうことか…。


「今日は、オトモダチん家にお泊まりやねんっ♪」

「もしかして、今日あたしが見たコとは違うコ…?」
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