姫と年下王子たち
「じゃあ、9時過ぎに美姫の家にきてね」

「りょーかい!」



テストの返却が終わると、俺はすぐに学校を出た。


…あるコと、西谷駅で待ち合わせている。



「桔平!」


俺の姿を見つけるなり、いじっていた携帯を制服のスカートのポケットにしまい、手を振る女の子。


このコは、こっから近い女子校に通ってるコ。


この前ナンパして、アドレスを聞いた。
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