姫と年下王子たち
「あの~…。ひなちゃ…、秋月先生のことは、なんて呼んだらよろしいでしょうか?」

「今まで通りでいいんじゃね?」

「え?じゃあ“ひなちゃん”で?」

「ああ」


桔平は俺の親友だから、もう呼び方は自由にさせることにした。


それに急に呼び方が変わると、ひなが怪しがる。


最終的には俺に、「桔平くんになにかしたでしょ?」と、言ってくるのが目に見えていた。
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