姫と年下王子たち
ひなに怒られるのは、イヤっ。


「ただし、ひなに手ぇ出すようなことしやがったら、タダじゃおかねぇからな」

「…はい。肝に銘じておきます…」


これだけ釘を刺せば、さすがの桔平でもなにもしてこねぇだろ。



部屋に戻ると、ひなが待っていた。


釘を刺したせいで、しょげる桔平。

それを見て、ひなが耳打ちしてきた。


「なにか、桔平くんに言ったの?」
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