姫と年下王子たち
まぁ、桔平にはさっき釘を刺しておいたから、俺には刃向かえねぇと思うけど。


「ひなちゃん、もう時間やで?」


そこへ、ぷりぷり怒っているひなに桔平が伝えた。


ひなは時間を確認すると、慌てて荷物をバッグにしまい始めた。


「ひな、もう帰んの?」


家庭教師って時間がきたら、そんなにすぐに帰らねぇといけねぇものなのか?


不思議に思っていたが、すぐに理由がわかった。
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