姫と年下王子たち
後ろから、芝田さんが紙を覗き込む。


「はい!芝田さんは行かないんですか?」

「私はねー…、ちょっとまだわかんない。その日、予定が入るかもしれないし…」

「そうですか…」


芝田さんもいっしょに行きたかったなぁ…。


「長谷川くんは、キャンプ行くの?」

「長谷川くん…ですか?」

「うんっ。秋月さん、よくいっしょに帰ってるから、なにか聞いてるかなと思って」
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