姫と年下王子たち
「…あっ、ちょ…ちょっと…!店長、お疲れ様です…!」


店長に頭を下げると、あたしは長谷川くんのあとを追った。



帰り道。


「…今日は、いろいろとごめんね」

「なにが?」

「探しにきてくれたり、着替え貸してくれたり、荷物持ってくれたり…」

「なにも気にしてないから、謝らなくていいって」


あたしたちは無言のまま、夜の道を歩いた。



そして、あたしの家の前に着く。
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