姫と年下王子たち

涼side

「秋月さん、まだ?」

「ごめーんっ。もうちょっとー!」


俺は休憩室で、秋月さんが着替え終わるのを待っていた。


秋月さんって、初めよりは早くなったけど、まだ着替えるのが遅い。


着替えなんかに、そんなに時間かかるもん?



「お待たせー!」


私服の秋月さんが更衣室から出てきた。


「遅い」

「…はい」

「帰ろっ」

「はーい」


秋月さんといっしょにcoco-toを出る。
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