姫と年下王子たち
そのときの時刻が、9時過ぎだった。


…完全に遅刻だ。


俺は、coco-toへ急いだ。



coco-toに着くと、タバコを吸っている店長の姿が見えた。


「フツーに寝坊っす…」


店長は、しょうがないなぁと言うような顔を見せた。


「まっ、そんなことだと思ったよ!みんな揃ってるから、車に乗って」

「うっす」


俺は、空いている真ん中の列に座った。
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