姫と年下王子たち
休憩でパーキングエリアに止まったときに、なにか買おう。


そう思っていたとき、芝田さんが俺になにかを差し出した。


「はい!」

「え?」

「お腹空いてるんでしょ?」


差し出されたコンビニの袋。

その中には、パンやおにぎりが入っていた。


「実は私も、朝ご飯食べ損ねちゃって…!くる前に買ってきたんだけど、長谷川くん食べない?」

「そんな…結構ですよ!これは、芝田さんのですから」
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