姫と年下王子たち
爆睡していた。



車は2時間走り続けたのち、山道に入った。


石がゴロゴロしている河原が見えたりと、風景がキャンプっぽくなってきた。


…すると、唸るような声が聞こえてきた。


それは、秋月さんだ。


「秋月ちゃん、車酔いした?」

「す…、少し…」

「…そっか。でももうちょっとだから、がんばって!」


そこへ、芝田さんがバッグからなにかを取り出した。
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