姫と年下王子たち
「ほな、気ぃつけやぁ」


小学生を助けて、アメちゃんあげて、気遣ってあげるなんて、俺ってめっちゃイイ人やんーっ!!


ちょっとした人助けをした気がして、気分がよかった。



「なんか、いいことでもあった?」


改札を出て、すぐに声をかけられた。


俺と同じ桜乃高校の制服を着たこいつの名前は、美姫(ミキ)。


どうやら車両は違ったが、さっきの電車に乗ってたみたいや。
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