姫と年下王子たち
「桔平が行かないで、だれが行くんだよ!」


みんな、嬉しいこと言ってくれるやんー…!


俺が感動に浸っていると…。


「桔平が行かねぇなら、俺が行っちゃおっかな?」


と、横から絢斗が出てきた。


…こいつ、目立つこと大好きやしなー。


「あかん!」


俺は絢斗を押し退けると、前に出て行った。


「優勝、おめでとう!」


受け取った賞状には、“赤組優勝”の文字が書いてあった。
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