strawberry
第1章 甘くて苦くて酸っぱくて
イケメンとは何なのだろう。可愛いとはなんなのだろう。みんなは何を基準に決めるのか、なにが心を動かし好きに至るのか、その経緯を知らない。私は伊吹彩花。普通の名前、普通の見た目、極め付きには運動音痴。そのため恋愛などしたこともなく、してみたいとは思ったことはあるが諦めてしまう。そんな私はここ桑園学園の入学式に来ている。高校というだけある大きさの体育館に大勢の新入生。新しい制服に見を包み着心地が悪い。
入学式が終わり新入生は各教室へ向かった。
「あれ?彩花じゃん!」
あれは中学時代唯一の友達であり大親友の紫陽香乃。紫陽とかいて「しよう」と読む。驚きだ。私も最初は読めなかった。
「あっ、香乃同じクラスだったんだね。」
この学校の一年は七クラスある。私達は七組。一番端だ。風通しがとてもいい。
「ねぇねぇ今日の帰りファミレス行かない?」
「いいね」
ちなみにファミレスというのはサ○ゼではなくガ○トでもない。
担任がドアを開けて教室へ一歩踏み出した。
「みんな席についてー」
先生は自己紹介をしてホームルームをはじめる。
ーー放課後ーー
「彩花ー!行こ行こ」
「うん」
二人はなれない廊下を歩き玄関へ向かう。
二人は学校を出るとファミレスへ向かう。
二人はファミレスに着くと適当にドリンクバーもろもろを頼む。
「ねぇ彩花は部活なにやる?」
桑園学園は部活動をしなければいけない。
先生曰く、結構新しい学校だから結果が欲しいらしい。
「私は読書部かな」
この学校は結果が欲しいのにも関わらず、特に大会がない部活が多い。
「えーなんだよー。私はテニス部に入るよ」
桑園学園はテニスが強いで有名だ。毎年全国選手を出している。
「別々だね。」
彩花はカルピヌを一口飲む。
「彩花は彼氏作るの?」
ラブコメの匂いがプンプンするぜぇ。
「私には無理だよ」
「だって読部ってイケメンの先輩いるでしょ?」
「へぇそうなんだ」
イケメン?そんなのには興味はない。ただ読書が好きなだけ。ただそれだけなのだ。
「さぁそろそろ帰ろうか」
時計を見ると時間がかなり経っていた。
二人は店を出ると帰り道は逆なので別れた。
「それじゃあね」
「うんバイバイ」
二人は手を振ると家に帰った。
ーー数日後ーー
「おっはよー」
香乃はいつも元気だ。
「おはよう」
今日は部活の初日だ。
彩花は心を弾ませ放課後を待つ。
ーー放課後ーー
「あーやーかー!放課後だよっ」
食い気味に大声で言ってくる。
「部活行きますか」
二人で教室を出ると階段まで一緒に行った。
「じゃあ私上だから」
彩花は階段を上がった。
部室前につくと彩花は心の準備をした。
「ふぅ〜よし!」
突然後ろから肩を叩かれた。
「うわぁぁぁ」
彩花は振り向く。
い、イケメン?こ、これがイケメンと言う奴ですかぁぁぁ!
彩花は心の中が漏れないように一歩下がるとドアに手をつく。
謎のイケメンはドアに手をドン!
「ひっ…」
変な声でたぁぁぁ
「お前、誰だよ」
「わ、わ、わ、私はあ、あ、あの」
「ご、ごめん驚かすつもりはなかったんだ。すまん」
なんだただのいい人だ。
謎のイケメンはドアドンをやめる。
「俺は2年の吹雪裕也。お前は読書部希望か?」
彩花はコクッと頷くと頭をポンポンと撫でられた。
「おっ、お前かわいいな」
満面の笑みで笑いながら撫でてくる。
彩花は顔がカァァァっと赤くなり裕也の手を掴む。
「や、やめてください。」
裕也は撫でるのをやめ部室に入ってく。
「ほらっお前も入れよ」
部室には本棚がズラァっと並んでいる。
種類は漫画に伝記やラノベ、小説色々ある。
「あの、ほかの部員は?」
裕也は机に手をドンッとつき
「し、死んだ。クソッなんであの時ッ」
祐也はうつむく。
「あ、あのすみません。無責任にそんなこと聞いてしまって…」
裕也は顔を上げるとニコッと笑う。
「いいんだ。それより部員は今のところ俺と君!ってえぇっと誰?」
「伊吹彩花と言います。呼び方はお好きにどうぞ」
「そうか彩花。俺は裕也って呼んで」
し、下の名前ですかぁぁぁ
彩花はカバンから入部届けを出し渡す。
「はい!受け取った。今日はどうする?」
彩花はもじもじしながら口を開く。
「あのっ今日は用事があるのでこれで失礼したいのですが」
「そうか、じゃあ家まで送るよ。」
い、家ですかぁぁぁ
「い、いやいいですよ悪いですし」
裕也は彩花の手を取る。
「行こ!こんな暗いし」
彩花は裕也につられるままに家の道案内をする。
家の前に到着する。
あやかは一礼する。
「あ、ありがとうございました。」
裕也は頭を撫でながら
「困ったらいつでも声かけろよ」
「は、ひゃい」
噛んだ。
裕也はクスッと笑う。
「ほんっと可愛いなお前。よし決めた俺お前に惚れた」
え?ゑ?ええええわ、私が?あの?イケメンに?ありえないっ
「な、何言ってるんですかぁぁ」
「可愛いなほんと。彼女になってくれないか?俺も初めてだからリードできるかわからないけどが、がんばるから」
ちょっと可愛いとこもあるじゃない
「あ、あの少し時間ください。」
祐也は少し考えると親指をグッとして帰る。
彩花は家に入り速攻部屋へ戻る。
ベッドにダイブして枕に顔をうずめる。
「あぁぁぁ私がぁ」
ベッドの上でバタバタやっている。
「彩花っ!うるさい!」
お母さんに怒られた。
今まで出会いなどない私が高校デビュー。
嬉しいのか悲しいのかわからない感情を抑えるので必死な彩花はどうなるのか?
次回をお楽しみに!
入学式が終わり新入生は各教室へ向かった。
「あれ?彩花じゃん!」
あれは中学時代唯一の友達であり大親友の紫陽香乃。紫陽とかいて「しよう」と読む。驚きだ。私も最初は読めなかった。
「あっ、香乃同じクラスだったんだね。」
この学校の一年は七クラスある。私達は七組。一番端だ。風通しがとてもいい。
「ねぇねぇ今日の帰りファミレス行かない?」
「いいね」
ちなみにファミレスというのはサ○ゼではなくガ○トでもない。
担任がドアを開けて教室へ一歩踏み出した。
「みんな席についてー」
先生は自己紹介をしてホームルームをはじめる。
ーー放課後ーー
「彩花ー!行こ行こ」
「うん」
二人はなれない廊下を歩き玄関へ向かう。
二人は学校を出るとファミレスへ向かう。
二人はファミレスに着くと適当にドリンクバーもろもろを頼む。
「ねぇ彩花は部活なにやる?」
桑園学園は部活動をしなければいけない。
先生曰く、結構新しい学校だから結果が欲しいらしい。
「私は読書部かな」
この学校は結果が欲しいのにも関わらず、特に大会がない部活が多い。
「えーなんだよー。私はテニス部に入るよ」
桑園学園はテニスが強いで有名だ。毎年全国選手を出している。
「別々だね。」
彩花はカルピヌを一口飲む。
「彩花は彼氏作るの?」
ラブコメの匂いがプンプンするぜぇ。
「私には無理だよ」
「だって読部ってイケメンの先輩いるでしょ?」
「へぇそうなんだ」
イケメン?そんなのには興味はない。ただ読書が好きなだけ。ただそれだけなのだ。
「さぁそろそろ帰ろうか」
時計を見ると時間がかなり経っていた。
二人は店を出ると帰り道は逆なので別れた。
「それじゃあね」
「うんバイバイ」
二人は手を振ると家に帰った。
ーー数日後ーー
「おっはよー」
香乃はいつも元気だ。
「おはよう」
今日は部活の初日だ。
彩花は心を弾ませ放課後を待つ。
ーー放課後ーー
「あーやーかー!放課後だよっ」
食い気味に大声で言ってくる。
「部活行きますか」
二人で教室を出ると階段まで一緒に行った。
「じゃあ私上だから」
彩花は階段を上がった。
部室前につくと彩花は心の準備をした。
「ふぅ〜よし!」
突然後ろから肩を叩かれた。
「うわぁぁぁ」
彩花は振り向く。
い、イケメン?こ、これがイケメンと言う奴ですかぁぁぁ!
彩花は心の中が漏れないように一歩下がるとドアに手をつく。
謎のイケメンはドアに手をドン!
「ひっ…」
変な声でたぁぁぁ
「お前、誰だよ」
「わ、わ、わ、私はあ、あ、あの」
「ご、ごめん驚かすつもりはなかったんだ。すまん」
なんだただのいい人だ。
謎のイケメンはドアドンをやめる。
「俺は2年の吹雪裕也。お前は読書部希望か?」
彩花はコクッと頷くと頭をポンポンと撫でられた。
「おっ、お前かわいいな」
満面の笑みで笑いながら撫でてくる。
彩花は顔がカァァァっと赤くなり裕也の手を掴む。
「や、やめてください。」
裕也は撫でるのをやめ部室に入ってく。
「ほらっお前も入れよ」
部室には本棚がズラァっと並んでいる。
種類は漫画に伝記やラノベ、小説色々ある。
「あの、ほかの部員は?」
裕也は机に手をドンッとつき
「し、死んだ。クソッなんであの時ッ」
祐也はうつむく。
「あ、あのすみません。無責任にそんなこと聞いてしまって…」
裕也は顔を上げるとニコッと笑う。
「いいんだ。それより部員は今のところ俺と君!ってえぇっと誰?」
「伊吹彩花と言います。呼び方はお好きにどうぞ」
「そうか彩花。俺は裕也って呼んで」
し、下の名前ですかぁぁぁ
彩花はカバンから入部届けを出し渡す。
「はい!受け取った。今日はどうする?」
彩花はもじもじしながら口を開く。
「あのっ今日は用事があるのでこれで失礼したいのですが」
「そうか、じゃあ家まで送るよ。」
い、家ですかぁぁぁ
「い、いやいいですよ悪いですし」
裕也は彩花の手を取る。
「行こ!こんな暗いし」
彩花は裕也につられるままに家の道案内をする。
家の前に到着する。
あやかは一礼する。
「あ、ありがとうございました。」
裕也は頭を撫でながら
「困ったらいつでも声かけろよ」
「は、ひゃい」
噛んだ。
裕也はクスッと笑う。
「ほんっと可愛いなお前。よし決めた俺お前に惚れた」
え?ゑ?ええええわ、私が?あの?イケメンに?ありえないっ
「な、何言ってるんですかぁぁ」
「可愛いなほんと。彼女になってくれないか?俺も初めてだからリードできるかわからないけどが、がんばるから」
ちょっと可愛いとこもあるじゃない
「あ、あの少し時間ください。」
祐也は少し考えると親指をグッとして帰る。
彩花は家に入り速攻部屋へ戻る。
ベッドにダイブして枕に顔をうずめる。
「あぁぁぁ私がぁ」
ベッドの上でバタバタやっている。
「彩花っ!うるさい!」
お母さんに怒られた。
今まで出会いなどない私が高校デビュー。
嬉しいのか悲しいのかわからない感情を抑えるので必死な彩花はどうなるのか?
次回をお楽しみに!