生きたがる少し前。







────は?



その言葉に、俺の中の何が
音を立ててキレた。



"堪忍袋の緒"と言うやつだろうか。




そして、その堪忍袋の緒を
切ったのは、多分俺の中の"正義"。






「じゃーもういーよお前ら
俺はしたいようにする」







そう言い放って
大きく歩き出す。

皆の焦る声が聴こえた。





────だってそうだろ?



いくら柏木がムカつく野郎でも、
弱ったらお互い様だろ??




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