~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
「なんでってぇ…あんたが、秋くんや蛍くんに付きまとうからでしょお?」
「付きまとう?私が!?」
「そうだよぉ~だからぁ、優梨ちゃんをこらしめてあげよっかなぁ…なーんてぇ」
「ふざけないで!!!こんなことをしてあんたの何になるって言うの!?」
あぁ…こんなに学校で怒鳴ったのは初めてかもしれない
「あはぁ~怒らないで?こんなのまだまだ前座なんだからぁ」
こいつ!まだ何かするつもり!?
「いい加減にして!!!」
「今日は優梨ちゃんの怒ってる顔見れたからぁじゃあねぇ?」
そう言って去っていった
あり得ない…どうして沙織がここにいる?
1年の時は見かけなかった
私は黒板を消しながら、考えていた
まだ桃達が来なくて良かったや…
また何かしてきそうだし…警戒しておかないと……
クラスの人は私がキレたことに驚いたのか噂を話すのをもうやめていた
もしかしたら…あいつが…沙織が私の過去に関わっているのでは?
そんな気がしてきた