~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
転校生とそのライバル
秋side
最初から気にくわなかった。
優梨にニコニコして優梨も優梨で笑って……って俺さっきから優梨優梨って…
俺は優梨で…遊ぼうと思って…なのに、
「なんだこれ」
優梨が蛍とかいうやつと笑いあってるとすごいいらいらする。
でも優梨が俺に笑いかけると何か…胸が苦しいっていうか。
まさか…一目惚れ…
俺は優梨が…?
いやいや…今日転校してきて今日初めてあったやつに恋なんて…
「あり得ない」
「…?秋くん?」
「…いや何でも、で。明日からは俺と二人で昼飯食べてくれんの?」
話を変えるように俺はニヤッと笑いながら問いかけた
「へ…。あれ本気だったの!?」
本気じゃなきゃいわないと思うけど…
「本気」
「で、でも桃とか…」
まぁー言うとは思ったけど…
「桃ちゃんには後で俺から言っとく。」
「え!?蛍くんは!」
「しらない」
蛍ってやつは絶対優梨の事好きなんだろうな~
「秋くん…!」
「ん?」