~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~

優梨side


はぁーぁ、まぁこれから大変になるだろうな…


ていうか、どうして私何だろう?

案内か…上手く出来るかな
横をチラッと見ると笹倉くんが男子にも女子にも囲まれていた


カッコいいからなぁ~


「…り、優…優梨っ!」


私はそこで現実に引き戻された


「ごめん。桃、なんだっけ」

ボーっとしてたなぁ…


「…だから、優「桃」


桃の声を遮った声を辿ると…

「蛍!話を遮らないで…!」

クラスに来たのは、桃の幼馴染みの藤川蛍(ふじかわほたる)くんだった。


「え、ごめん。優梨ちゃんもごめんね」

「ううん、大丈夫だよ蛍くん。桃に何か用事じゃないの?」


「あ、そうだった。桃、辞書貸してくれない?」

桃と蛍くんは何だかんだ仲良いよね…

喧嘩もしょっちゅうだけどやっぱり小さい頃からの馴染みって良いなぁ…


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