~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~



「優梨ちゃん…」



「なーに?」





私の少し後ろを歩いていた彼の方へ私は振り返った



「もういつもの蛍くんでいいよ」



「え…あ、そっか!今日はありがとう。蛍くん」



「俺も楽しかったから…また、行こう」


「うん!いつでも待ってるよ!」



-チーン



「じゃあね!蛍くん」



「…」



ドアが閉まる前に蛍くんがドアを開けて私の腕を弱く引っ張った


-チュ


「頬っぺたに…!?」



「俺、優梨ちゃんが好き。返事…待ってるから」



そう言って去っていった



「~っ!」



家に戻りベッドにダイブして私は一人呟いた



「秋も蛍くんも私の心臓壊す気か…!」


と……



秋にまだ謝ってない…



明日こそ…



謝ろう…




お風呂にだけ入り私は眠りについた




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