~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~



連れていかれたのは古くて今は使われていない教室


「優梨…この前は、ごめん」



この前って…秋の家に行った時だよね


やっぱり…キスのことなのかな…



「本当にごめん!」



「ううん、私こそごめんなさい」



「何で優梨が謝るの?」



「…だって、最低とか言っちゃったし…」



キスされたことにビックリして咄嗟に出た言葉が最低という言葉だった…



「俺は最低だよ。勝手に…勝手にキスして優「違う!」


私は秋の言葉を遮った



「あまり自分を責めないで?」



「でも…優梨を傷つけたんだよ」



「大丈夫だよ。もう気にしないで」



もうこんな弱ってる秋を見たくなかった 


「ありがと…ねぇ、優梨」


「ん?」



「…好き」



……好き?


え…?今秋は何て?



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