~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
自分で気付かないってどーよ。
「はぁ…」
ていうか、私…秋くんと喋ってる…よね
桃と蛍くん以外は喋られなかったのに…
「あ、今日学校案内してくれるの?」
あ…。きっぱりちゃっかり忘れてた
「行く順番とか決めてないけど…」
「じゃあ三階から案内して」
三階か…音楽室とかそこらへんね…
「うん。分かった」
-キーンコーンカーンコーン
「予鈴だ。そろそろ桃帰ってくるかな」
と一人で言いながら、次の授業の準備をする
この授業が終わればお昼ご飯だ!
「ただいま~」
「あ、桃おかえり!あれ…何か疲れてない?」
何か元気ないし…どうしたんだろう…
「喋るのに緊張しすぎて疲れた」
あぁ、そういうことね
「良かったね!」
「まぁね!」
良いなぁ、好きな人…欲しいなぁ
なーんて、出来ないけど!
私は知らなかった
さっきの秋くんとの会話で、クラスの女子から睨まれてることに…