~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~

彼と私



「永井蒼太って聞いたら分かる?」


私がそう聞けば二人は目を見開いて驚きの声をあげた


「優梨…蒼太くんの事分かるの?」


「…わからない。」


「どういうこと…?」


気を聞かせて秋と春樹くんは病室から出た


「この頃ね、変な夢を見るの…誰かが私に話しかけてくるの…その彼は自分を永井蒼太だって言ったんだ…」 


「蒼太くんが…夢に?」


そして私は今までの夢の事を全て話した


「優梨ちゃんを幸せに…か」


「うん。私と彼は…どういう関係だったの?」


二人は目線を私に向けて話し出した


「永井蒼太は…優梨ちゃんの幼馴染みだよ」



< 86 / 106 >

この作品をシェア

pagetop