~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
-キーンコーンカーンコーン
「お昼だぁ!」
私はチャイムが終わって叫んだ
は…恥ずかしい…っ
「お昼行こうか、蛍も迎えに」
「うん!行こう」
-パシッ
誰?
そう思い、振り向くと秋くんが私の手を掴んでいた
「?」
「俺もいっていい?一緒に」
へ…!?
「私は構わない…けど。桃…」
「私はいいよ。蛍に聞いてみようか」
え!?いいの!
「蛍?…あぁ、さっき福井さんに辞書借りに来てた…」
「そうそう。てか桃でいいよ私も秋くんって呼ばせてもらっていい?」
へ…なんか私忘れられてない?
「じゃ、桃ちゃん?」
「…!」
「桃…?」
え…桃が赤面しはじめたんだけど…!?
「笹倉…ねぇ、秋くんって弟いる?」
「…いない」
「そっか…たまたま…だよね」
?どうしたんだろう桃。
「桃、優梨ちゃ……誰?」
「蛍くん、あの…こちらは笹倉秋くんって言うの」
「あぁ…転校してきたっていう…」
なんか、二人とも空気悪くない?
ピリピリしてるっていうか…