~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~


桃達が帰った…


でも……


「今日は検査入院だって」

「そっかぁ~!良かった!」



秋は帰らなかった

何故かは聞かないでおこうかな?


多分、秋は私を心配して帰らなかったんだと思う


「もう大丈夫だよ?帰っても」


「ううん。俺が居たいだけだから」


そう言って秋は帰らない


「ありがとう」


「優梨に感謝される事してないけど…」

「…私は、秋が居てくれるだけで嬉しいの」


私が秋をみて言うとパッと顔を逸らした

「秋…?」


「この…天然」


「天然…?」


秋は、「はぁ」とため息をついた

「ねぇ、そうやってさぁ…俺の事試してるの?」

秋は立ち上がり私が寝ているベッドに手をついて体重をかけ顔を近づかせた


-ギシッ



「ねぇ、優梨」


「は、はぃ!?」

声が裏返っちゃった…


ていうか、この体勢どうにかしてぇぇぇ!!!



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