~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
でも秋が私に話さないってことは…聞かれたくないんだよね…
なら…深入りしないほうがいいよね。
私は秋と私の間に流れてる沈黙を破りたくて、無理矢理話題を変えた
「そう言えば、もうすぐテストだね」
「そういえば…」
「秋は頭良いの?」
「うん。まぁ、頭良いかは別として勉強は嫌いじゃないよ」
「そうなんだ~。あ!じゃあさ、二人で勉強しない?」
「二人で…?」
「うん…秋が嫌じゃなかったら…だけどね」
憧れてたんだよね!彼氏と二人でテスト勉強!
「いいよ。いつからにしよっか?」
「秋はいつ空いてる~?」
私は秋に予定を聞いてみた
「いつでも?」
「なら明後日からにしよう!」
「いいよ。場所とかはまた話そっか」
「あっそうか。もうチャイム鳴っちゃうから…教室戻ろっか」
私達は、食べ終わったお弁当箱を持って空き教室を出た
この時の事を誰かが見てたなんて…
私達に何が起こるかなんて全く知らなかった…
秋の過去も自分自身の過去も……
何もかも知らなかった…