~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~
教室のドアを開けると皆一斉にこっちを見て噂をし出した
『あれ、本当なのかな~』
『本当でしょ?写真があったんだし…』
違う…私じゃないのに…
黒板を見ると
[風川優梨はただのビッチ!!!関わった男は全員餌食になる!]
と大きな文字が書かれていた
幸いな事にまだ桃や秋は来ていない
「誰!?こんなことしてるのは!!!」
絶対、この学年にいるはず
私の学校は、授業などで行く以外には他の学年に行くことは原則として禁止されている
「出てきなさいよ!!!」
「私達だよぉ?」
その声の主を睨み付けた
「元坂沙織…」
「あれぇ…覚えてくれてたんだぁ?久しぶりだねぇ…」
「貴女を思い出したのは少し前だけど」
「入院してたんだってぇ?大丈夫ぅ?それにぃ~まだあの事までは思いだしてないんでしょぉ?」
あの事?私の過去の事?
それをなんで…
「何でこんなことしたわけ!?」