Midnight Day2
突然の出逢い
「きゃああああっ!?」
真夜中の静けさに私の悲鳴だけが響く。
「…るっせえなぁ…」
「な、な!?」
私の目の前には顔立ちが綺麗な男の人。
私より少しばかり年上に見える。
「騒がれると思って結界張っといてよかったぜ…。」
…私は今、すごい顔をしているに違いない。
悪い夢にうなされて目を覚ましたら、目の前にこの人がいて…ただでさえ寝起きなのに、突然起きたこの状況を飲み込めずにいる。