フキゲン課長の溺愛事情
「串揚げとアルコールって合うから、つい飲み過ぎちゃいますね」
熱いな~、と手で顔を扇ぐ璃子に、達樹が問う。
「もう休みたい?」
「いえ、大丈夫です」
「俺はこの楽しい時間をまだ終わらせたくないな」
「あ、じゃ、ゲームかなにかします? それともおもしろい番組がやってるか見てみましょうか?」
「そういう楽しい、とは違う」
達樹が真顔で言って、璃子の腰に左手を回した。
「あのっ」
驚いて見上げる璃子を彼がぐいっと引き寄せた。服越しに達樹の逞しい腹筋を感じてドギマギしてしまう。
「璃子と一緒にいるこの時間を終わらせたくない、ということだ」
朝起こすとき以外に名前で呼ばれたのは初めてだった。達樹のまっすぐな眼差しとぶつかって、璃子の鼓動が大きな音を立てる。
「課長……」
「もう少し璃子と一緒にいたい」
熱いな~、と手で顔を扇ぐ璃子に、達樹が問う。
「もう休みたい?」
「いえ、大丈夫です」
「俺はこの楽しい時間をまだ終わらせたくないな」
「あ、じゃ、ゲームかなにかします? それともおもしろい番組がやってるか見てみましょうか?」
「そういう楽しい、とは違う」
達樹が真顔で言って、璃子の腰に左手を回した。
「あのっ」
驚いて見上げる璃子を彼がぐいっと引き寄せた。服越しに達樹の逞しい腹筋を感じてドギマギしてしまう。
「璃子と一緒にいるこの時間を終わらせたくない、ということだ」
朝起こすとき以外に名前で呼ばれたのは初めてだった。達樹のまっすぐな眼差しとぶつかって、璃子の鼓動が大きな音を立てる。
「課長……」
「もう少し璃子と一緒にいたい」