フキゲン課長の溺愛事情
「ええっ」
璃子は驚いて目を見開いた。
(ご祝儀袋を忘れるなんて! 達樹ってばしっかりしてそうで意外と抜けてる!? やっぱり届けてあげた方がいいよねぇ……)
璃子は、本当なら勝手に見ちゃいけないんだろうなと思いながら、白い封筒を開けた。思った通り、それは結婚式の招待状で、式場の名前と地図の書かれた案内の紙が同封されている。
(よし!)
璃子は急いで着替えて必要最低限のメイクをし、招待状とご祝儀袋をショルダーバッグに入れて部屋を飛び出した。スマホの地図アプリで調べたところ、結婚式場は電車に乗って一時間弱のところにある。シーサイドホテルという名の通り、海のそばにあるホテルで、庭にチャペルがあるそうだ。
(連休前に結婚式かぁ。新婚旅行はゴールデンウィークに行くのかな?)
何気なく封筒を裏返した璃子は、差出人の名前を見て心臓が止まるかと思った。
男性の名前には見覚えはなかったが、女性の名前が〝石川美咲〟になっていたのだ!
璃子は驚いて目を見開いた。
(ご祝儀袋を忘れるなんて! 達樹ってばしっかりしてそうで意外と抜けてる!? やっぱり届けてあげた方がいいよねぇ……)
璃子は、本当なら勝手に見ちゃいけないんだろうなと思いながら、白い封筒を開けた。思った通り、それは結婚式の招待状で、式場の名前と地図の書かれた案内の紙が同封されている。
(よし!)
璃子は急いで着替えて必要最低限のメイクをし、招待状とご祝儀袋をショルダーバッグに入れて部屋を飛び出した。スマホの地図アプリで調べたところ、結婚式場は電車に乗って一時間弱のところにある。シーサイドホテルという名の通り、海のそばにあるホテルで、庭にチャペルがあるそうだ。
(連休前に結婚式かぁ。新婚旅行はゴールデンウィークに行くのかな?)
何気なく封筒を裏返した璃子は、差出人の名前を見て心臓が止まるかと思った。
男性の名前には見覚えはなかったが、女性の名前が〝石川美咲〟になっていたのだ!