いつまでも君と
「そりゃ娘の本当の幸せを願うなら、親としては結婚なんてまださせたくない。
でも、本人がそれが一番の幸せと思うなら、反対する理由なんてないんだよ。」

そう言って真騎に微笑みかけた。

「…っ」
お母さんは何か言いたげだったけど、納得したのか黙っていた。

「結婚…していいよ。」

「本当…ですか?」
真騎はゆっくりと顔を上げる。

「ああ、娘にプロポーズしたらな。最後は娘の意志だ。」
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