君を想う
イケメンとbarに行く


拭き終わったカップやソーサーをしまって片付けは終了。


「フー、終わった。さて戻ろう」


「おいっ!!」


「っ!?」


藤崎斗真。
いきなり大きな声でビックリしたじゃないの。


「何ですか?」


「よくも、あの受付嬢に俺の事を色々と吹き込んでくれたな」


大声で驚かせてくれたと思ったら文句ですか。


「事実を言ったまでです。いけませんか?」


「…………」


藤崎斗真はムッとして暫く睨んだまま無言でいる。
こっちも、暫くは睨み返していたけど段々堪えられなくなって来て視線を外した。
つい言い返してしまったけど悪魔の無言の睨みに恐怖を感じ後悔し始めた頃。



「今回は許してやるよ。でも2度と余計な事は言うなよ。分かったな?
あっ、それから仕事が終わったら一階のフロアで待ってるから。もう一人の受付嬢にもそう言っといて」


「仕事が終わったらって何ですか?」

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